民間における公益法人や宗教法人が管理と運営を行なう民間ブログ:24 11 21
1週間位前、
わたし達夫婦は入籍後初めて嫁の実家へ行きました。
嫁の実家は遠方なのでちょっとした小旅行気分。
いつもは嫁の実家で、
家族4人でマッタリと過ごすのですが、今回は少し予定変更。
ひょんなコトから、
わたし達夫婦と嫁の親とで
日帰り旅行をすることになったんです。
わたしは、普段なら「家族旅行っていいね!」と思うところですが、
今回ばかりはそうも思えない事情がありました。
それは義理の親父の肉体のこと。
実は義理の親父。
以前から体調を崩し、入退院を繰り返していて、
実は旅行できるような状態では無かったんです。
正直、わたし自身も、今回の旅行が決まったとき、
「義理の親父が遠出できるのか?体力的に持つのか?」
とても心配していましたし、嫁もわたしと全く同じ意見でした。
むしろ、親父の肉体にわざわざ負担をかけてまで、
旅行しなくてもいいんじゃないか?そう思っていました。
だからこそ、今回の旅行、決めるだけでもためらいがあったんです。
しかし、親父は違いました。
「わたしは行くぞ!」そう言い続けるのです。
それはそれは強い決意で揺らぐ様子も無く。
さらに、あろうことか「わたしが運転する!」と言い出しはじめたのです。
わたしたちはこう思っていたんです。
もし、無理して体調を崩したら、
旅の途中で大変なことになりはしないか…
せっかくの旅行なのだから、できればゆっくり楽しんでもらいたい…
それもコレも全て、
「親父への気遣い」から生まれる心配だったのですが…
しかしあることをきっかけに、僕の思いは変わりました。
「ココは親父に任せたほうが良いみたい。きっと大丈夫だ」
そう思えたんです。
わたしは見てしまったんですよね。
親父の喜びの表情の中にある、
少し物憂げで寂しさを湛えた親父の目を…