駐車場や水道施設というのは最低限備わっていてほしいもの


駐車場や水道施設というのは最低限備わっていてほしいものブログ:30 5 19


祖母が最初に倒れたのが一昨年の暮れで、
それからふた月とたたないうちに二度目、病名は脳梗塞だった。

医者からは二度目はないといわれていたが、
それでも両親と見舞いに行ったミーに向けて、
祖母はやつれた顔で微笑んでくれた。

倒れたのは親父方の祖母で、
つまりミーの親父の母になるわけだが、
当の親父は少しだけ病室に顔を出すと、
すぐにまた廊下に置いてあるソファーに戻ってしまう。

母は少し呆れていたが、
ミーには親父の気持ちが良くわかった。

ミーも本当は
ここには来たくなかったのだ。

祖母は大変元気な人で、
脳梗塞で倒れるまで、連日畑仕事に精を出していた。

お正月などに顔を出しに行くと、
こっちが困ってしまうくらいの笑顔を向けてくれる。

ミーの中で、
祖母はずっとそういう人だった。

だからこそ、ミーは嫌だった。
やせ細り、言葉を詰まらせ、家族の名前も思い出せない、
そんな祖母を見るのがなんだか申し訳なかった。

それではまるで病人じゃないか。
祖母は病人であってほしくなかったのだ。

ミーは、
居心地の悪さを感じていた。

それを隠すために
ミーはずっと微笑んでいようと決めた。
祖母になにも出来ないミーは、
それくらいしかできなかった。

祖母はそんなミーを見ていてくれたのだろう、
帰りがけに一言だけ
「笑顔が素敵な子になったね」
そうミーに言って笑った。

ミーはただただ申し訳なくて、
やはり微笑むことしかできなかった。

祖母が亡くなった日の17時遅く、
親父は泣いていた。
いつも寡黙で何事にも動じないかのように見えた親父が、
大声で泣いていた。

それをミーは部屋で聞きながら
人が死ぬということの意味を知り、
そして家族というものを思った。
 

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